ジェンダーレスな美しい容姿と独特の存在感で注目を集める俳優・板垣李光人(いたがき りひと)さん。
2022年のドラマ「silent」で社会現象とも言える人気を博し、2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」では井伊直政役を熱演するなど、今や若手俳優の中でも特に輝きを放つ存在です。
しかし、この若き俳優の魅力的な経歴や、その名前に込められた意味をご存知でしょうか?
今回は板垣李光人さんの出身地や生い立ち、そしてブレイクまでの軌跡を詳しく探っていきます。
果たして、板垣李光人さんはどのような道をあゆんできたのでしょうか。
最後まで楽しみに読んでください。
板垣李光人の出身地はどこ?

板垣李光人さんは、山梨県出身です。
2002年1月28日生まれの現在23歳(2025年10月時点)で、血液型はAB型。
山梨県で生まれ育った板垣さんは、地元で幼少期を過ごした後、芸能活動のために東京へと活動の場を広げていきました。
興味深いのは、彼の名前「李光人(りひと)」についてです。一見すると芸名のように思えますが、実はこれは本名なのです。
この「りひと」という名前の由来は、ドイツ語で「光」を意味する「Licht(リヒト)」から来ています。
漢字の「李光人」は当て字だそうですが、「光」という文字が含まれているのは偶然ではなく、まさに名前に込められた意味を表現しているのです。
2023年には「テート美術館展」のアンバサダーに就任した際、板垣さん自身が「僕の『りひと』という名前はドイツ語で光という意味。だからこそアンバサダーのお話をいただけたので、両親に感謝しています」と語っています。
名は体を表すという言葉がありますが、まさに今輝きを放つ彼の姿は、その名前の通りと言えるでしょう。
板垣李光人の生い立ち
板垣李光人さんの生い立ちはどのようなものだったのでしょうか。
板垣李光人さんは、父親、母親、本人の3人家族で育ちました。
兄弟姉妹はいない一人っ子です。
ご両親は一般の方で詳細は公開されていませんが、板垣さんの才能を育てる上で非常に重要な役割を果たしてきたことが様々なエピソードから伺えます。
幼少期の恵まれた環境
板垣さんの父親は「やりたいことを一度やらせてみる」という教育方針を掲げていたそうです。
その結果、板垣さんは幼少期からバイオリン、水泳、ホッケーなど、様々な習い事を経験することができました。
多才な才能を育むことができたのは、このような家庭環境があったからこそと言えるでしょう。
また、家族で毎年沖縄旅行に出かけるのが恒例行事だったというエピソードもあり、経済的にも余裕のある家庭で育ったことが窺えます。
一部では「実家はお金持ち?」という噂もありますが、これらの習い事や旅行のエピソードを考えると、ある程度裕福な家庭環境だったことは確かなようです。
2歳からのモデル活動
板垣李光人さんの芸能活動は驚くほど早く、なんと2歳からキッズモデルとして活動を始めています。
2004年にモデルデビューした板垣さんは、幼少期からその美しい容姿で注目を集めていました。
そして小学5年生の時に、第1回スターダストプロモーション芸能1部モデルオーディションに合格。
これが現在の所属事務所であるスターダストプロモーションとの出会いとなり、本格的な芸能活動へのステップとなりました。
学歴について
板垣さんはクラーク記念国際高校を卒業しています。
この学校は1992年開校の広域制通信制高校で、多くの芸能人も通う学校として知られています。
芸能活動と学業を両立させながら、しっかりと高校卒業まで学業を続けた努力家でもあります。
また、板垣さんは自他ともに認めるオタクであることを公言しており、特にアニメやゲームが好きで、「アイドルマスター SideM」などの作品を愛好していることでも知られています。
英検準二級の資格を持ち、趣味はイラストを描くことというクリエイティブな一面も持っています。
板垣李光人のブレイクまでのエピソード
板垣李光人さんのブレイクまでのエピソードはあるのでしょうか。
調べてみると、とても興味深いエピソードがありました。
板垣李光人さんのブレイクへの道のりは、着実なステップアップの連続でした。
俳優デビューと初期の活躍
2歳からモデルとして活動していた板垣さんですが、俳優としてのデビューは10歳の時(2012年)です。
小学5年生でオーディションに合格してから、俳優やモデルとしての本格的な活動を開始しました。
そして2015年、当時13歳の時にNHK大河ドラマ「花燃ゆ」に出演。幼少期の吉田寅次郎(吉田松陰)役を演じ、大河ドラマという大舞台を早くも経験します。
多くの俳優が目標として掲げる大河ドラマ出演を、中学生の時点で果たしているというのは驚きです。
「仮面ライダージオウ」で注目を集める
2018年、板垣さんが16歳の時に転機が訪れます。
特撮ドラマ「仮面ライダージオウ」(テレビ朝日系)に、謎の集団「タイムジャッカー」のメンバー・ウール役で出演。
この作品で板垣さんは大きな注目を集め、特撮ファンの間で人気を獲得しました。
「仮面ライダーという多くの方々に愛されている作品、その20作目という節目に出演させていただけること、本当に嬉しく思います」と当時コメントしており、この作品への出演が彼のキャリアにおいて重要な転換点となりました。
映画「約束のネバーランド」での快演
2020年には、人気漫画を実写化した映画「約束のネバーランド」で、天才的な頭脳を持つ少年ノーマン役を演じました。
原作ファンからも高い評価を受け、演技力の高さを証明する作品となりました。
初主演ドラマ「カラフラブル」
2021年には、日本テレビ系のドラマ「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~」で初主演を務めます。
ジェンダーレスな美しさを持つ主人公を演じ、板垣さんの中性的な魅力が存分に発揮された作品として話題を呼びました。
「silent」で社会現象に
そして2022年、板垣李光人さんの名を一躍全国に知らしめたのが、フジテレビ系のドラマ「silent」です。
主人公・紬(川口春奈さん)の6歳下の弟・光(ひかる)役を演じた板垣さんは、繊細で優しい弟の役を見事に演じ切り、SNSでは「ビジュ最高峰」「独特のオーラがすごい」と絶賛の声が相次ぎました。
「こんなにも社会現象になるとは思いませんでした」と板垣さん自身も語るほど、このドラマは大きな反響を呼び、板垣さんの知名度は一気に跳ね上がりました。
共演した目黒蓮さん(Snow Man)についても「すごいと思った」と語るなど、多くの学びを得た作品となったようです。
大河ドラマ再出演「どうする家康」
2023年には、8年ぶり2度目の大河ドラマ出演となる「どうする家康」に、徳川四天王の一人井伊直政役で出演。
「史実では家康と直政は鷹狩りで会っているそうですが、今作では家康を殺そうとして捕まるという衝撃的な出会いだったので、台本を読んで挑戦的な印象を受けました」と語り、新たな役柄に挑戦しました。
松本潤さん演じる家康に負けない存在感で、再び大河ドラマでその演技力を証明してみせました。
その他の注目作品
他にも、2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」で徳川昭武役を演じたり、Netflixの「今際の国のアリス」、2024年以降も映画「八犬伝」「はたらく細胞」「陰陽師0」など、話題作への出演が続いています。
特に「八犬伝」「はたらく細胞」「陰陽師0」の3作品では、第48回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど、その演技力が高く評価されています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
板垣李光人さんは、山梨県出身で、その名前はドイツ語で「光」を意味する「Licht」に由来する本名です。
2歳からモデル活動を始め、10歳で俳優デビュー。恵まれた家庭環境の中で多才な才能を育み、着実にキャリアを積み重ねてきました。
2015年の大河ドラマ「花燃ゆ」、2018年の「仮面ライダージオウ」、2020年の映画「約束のネバーランド」と段階を踏んで知名度を上げ、2021年のドラマ初主演「カラフラブル」を経て、2022年の「silent」で一気にブレイク。
その後も「どうする家康」をはじめとする話題作に次々と出演し、2025年現在、23歳という若さで日本を代表する若手俳優の一人となりました。
ジェンダーレスな美しさと確かな演技力、そして多様な役柄に挑戦し続ける姿勢が、板垣李光人さんの最大の魅力です。
その名前の通り「光」を放ち続ける彼の今後の活躍から、ますます目が離せません。
それではありがとうございました。
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