TBS「サンデーモーニング」の司会として知られる膳場貴子さん。
東京大学医学部出身という華やかな経歴と、知的で落ち着いた雰囲気で多くの視聴者を魅了してきました。
NHKアナウンサーからフリーへと転身し、報道の第一線で活躍し続ける彼女には、どのような生い立ちがあったのでしょうか。
今回は、膳場貴子さんの出身地や生い立ち、そしてブレイクまでのエピソードを詳しくご紹介します。
果たして、膳場貴子さんはどのような道を歩んできたのでしょうか。
最後まで楽しみに読んでください。
膳場貴子の出身地はどこ?

膳場貴子さんは1975年2月28日、東京都世田谷区で生まれました。
実は膳場家は、世田谷を代表する名門一族として知られています。
実家の膳場家は、下北沢村を開墾した膳場将監の子孫であり、大場家・秋山家と並ぶ「世田谷三大地主」の一つなのです。
父親の膳場昭さんはヤマト化学工業の代表取締役副社長を務めた事業家で、膳場貴子さんは三女として生まれました。
7歳上の長姉・綾子さんはスペイン人と結婚してスペインに移住し、4歳上の次姉・百合子さんは早稲田大学教授という、まさにエリート一家です。
7歳上の長姉綾子はピアニストでスペイン人のラコルーニャ州立大学演奏家と結婚しスペインに移住、4歳上の次姉百合子は早稲田大学教授である。
引用:Wikipedia
世田谷区立代沢小学校で小学生時代を過ごした膳場さんは、地元の歴史ある地主の家系という恵まれた環境で育ちました。
このような生い立ちが、後の彼女の品格ある雰囲気や、落ち着いた話し方につながっているのかもしれません。
膳場貴子の生い立ち

膳場貴子さんの生い立ちはどのようなものだったのでしょうか。
調べてみると、次のような生い立ちであることが判りました。
輝かしい学歴
膳場貴子さんの学歴は、まさに輝かしいものです。
小学校卒業後、都内屈指の名門女子校として知られる女子学院中学校に進学しました。
女子学院は「女子御三家」の一つに数えられる超難関校で、偏差値は76にも及びます。
女子学院中学校・高等学校で6年間を過ごした膳場さんは、その後東京大学文科III類に合格します。
しかし、彼女の志はそこに留まりませんでした。
大学入学後、進学振り分け(進振り)制度を利用して、東京大学医学部健康科学・看護学科に進路を変更したのです。
報道の道へのきっかけ
実は膳場さんが報道を志すきっかけとなったのは、東大生時代に触れた薬害エイズ問題だったと言われています。
医学部で健康科学を学びながら、社会問題への関心を深めていった彼女は、1997年に東京大学医学部を卒業し、「東京大学医学部出身」という異色の肩書きを引っさげてNHKアナウンサーに入局しました。
同期には、後に医師国家試験に合格することになる島津有理子アナウンサーがいました。
NHK入局後、最初の配属地は静岡放送局で、1997年6月から2000年3月まで地方局でアナウンサーとしての基礎を築きました。
膳場貴子のブレイクまでのエピソード
膳場貴子さんのブレイクまでのエピソードはあるのでしょうか。
調べてみると、とても興味深いエピソードがありました。
快進撃の始まり
2000年4月、膳場貴子さんは東京アナウンス室に異動となり、本格的にキャリアを積んでいきます。
ここから彼女の快進撃が始まりました。
まず、朝の情報番組「おはよう日本」のキャスターとして活躍。
そして2001年10月からは、NHKの看板番組となった「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」のナレーターを務めるようになります。
国井雅比古アナウンサーとともに、数々の挑戦者たちのドラマを伝え、番組は高視聴率を記録しました。
最大のブレイク
そして2003年、膳場さんにとって最大のブレイクとなったのが、「第54回NHK紅白歌合戦」の紅組司会への抜擢です。
有働由美子アナウンサーとともに紅組司会を務め、大晦日の国民的番組の顔として全国に知られる存在となりました。
フリーアナウンサーへ転向後
NHK時代の9年間で、東京大学医学部出身の知的なアナウンサーとして確固たる地位を築いた膳場さんは、2006年にNHKを退局。
同年、TBSと専属契約を結び、フリーアナウンサーとして新たなキャリアをスタートさせます。
TBSでは、伝説的なジャーナリスト・筑紫哲也さんが司会を務める「NEWS23」のサブキャスターに就任。
筑紫さんの薫陶を受けながら、報道番組のキャスターとしての経験を積んでいきました。
筑紫さんが病に倒れた後は、メインキャスターとして番組を牽引。
2016年3月まで約9年半にわたり「NEWS23」の顔として活躍しました。
2016年4月からは「報道特集」のキャスターに就任し、金平茂紀キャスターとともに、社会問題に真正面から取り組む硬派な報道姿勢で視聴者の信頼を獲得。
そして2024年4月からは、関口宏さんから「サンデーモーニング」の司会を引き継ぎ、36年半続いた番組の新時代を担っています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
膳場貴子さんは、東京都世田谷区の名門家系に生まれ、女子学院から東京大学医学部という華やかな学歴を経て、NHKアナウンサーとしてキャリアをスタートさせました。
「プロジェクトX」や「紅白歌合戦」での活躍でブレイクし、現在はTBSの報道番組で第一線を走り続けています。
東大医学部出身という知性と、大地主の家系で培われた品格、そして報道に対する真摯な姿勢。
これらすべてが融合した膳場貴子さんは、日本を代表する女性キャスターとして、これからも私たちに重要なニュースを届け続けてくれることでしょう。
それではありがとうございました。
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